四季を楽しむ野菜

この場所の土を生かし
その日の畑をよく見て
自分たちの「おいしい」をつくる

すずまさ農園は、新潟市の海沿いに広がる砂丘地にあります。米どころ新潟の中では珍しい、大きな野菜の産地です。

砂浜のようにサラサラとした砂地の畑で、肥料分をとどめにくい一方、水はけが良く野菜をつくりやすい土壌です。砂地の畑と聞くと、おいしい野菜のイメージではないかもしれません。ですが、環境を整えてあげると、必要な時期に必要な栄養を与えやすく、熱しやすく冷めやすい砂の特徴で朝晩と昼の寒暖差が生まれ、野菜がおいしく育ちます。特に大根やにんじん、じゃがいもなどの根菜類は、肌がきれいにできあがります。

栄養分の面で力のある畑にするために、堆肥を入れて、有機質肥料を中心に土づくりを行っています。堆肥は食品残渣を微生物の力で分解したものを使用しています。また、野菜を健康に育てるため、同系作物を同じ畑で連続してつくらないようにしたり、土壌改良や地力回復にもなる緑肥を使用したり、土の力を向上させる工夫も取り入れています。

野菜を丁寧に観察し、適切な時期に適切な管理を行い、おいしい時期に収穫する。一番の基本で、一番大切なこと。システムエンジニア時代に培った管理能力も生かして、一つひとつの工程を大切に野菜をつくっています。

地域ごとにそれぞれの旬があります。新潟に住み始めてから、たくさんのおいしいものを食べました。春のかぶ、そら豆やえんどう豆、夏のとうもろこしや枝豆、トマト、秋の白菜や大根、冬の里芋やにんじん。新米や果物、そしてお魚など、その時期にしか味わえないものが山ほどあります。季節を感じながら、おいしくいただく。とても豊かで贅沢なことだと感じています。

私たちがつくる野菜からも、それぞれの季節を感じてほしい。多くの種類の野菜はつくれませんが、すずまさ農園の土壌でおいしくつくることのできる野菜を選び、自分たちのおいしさを目指して栽培しています。新潟のはっきりとした四季の中で、じっくりゆっくりと育てた野菜たちです。皆さまの食卓で、季節を感じる食材の一つとして加えていただけたら嬉しいです。

おいしさをつなぐ
四季の彩りを食卓に

4月中旬〜
5月中旬頃

春かぶ

砂丘地の多い新潟市西区の特産品のひとつです。初めてこのかぶを食べた時には、その甘みと柔らかさに衝撃を受けました。柔らかいので皮付きでも食べられますが、ぜひ一度、皮を厚めにむいて生か浅漬けで味わってみてください。ゆっくりじっくり育った春かぶのもっちりとした食感と、みずみずしい甘さが楽しめます。むいた皮は一口サイズに切って味噌汁の具にすると、風味が良くおいしくいただけます。短い期間しかつくれませんが、すずまさ農園いちおしの野菜です。

6月末〜
8月中旬頃

とうもろこし

粒皮が薄くジューシーなスイートコーン。品種は「味来」を中心に栽培しています。生でかじると、コクのある甘みがあり、まるでフルーツのように感じられます。甘さはもちろん、風味のある味を目指してつくっています。とうもろこしは収穫適期が短いため、良い状態でお届けできるよう熟度を見定めて収穫しています。時期は短いですが、黄白バイカラーの「ドルチェドリーム」、白スイートコーンも栽培しています。収穫の時期だけ、畑で直売所を開いています。

8月中旬〜
11月末頃

かぼちゃ

一株一果でじっくりと栽培し、おいしさをギュッと集めたかぼちゃです。ひとつの実に栄養が凝縮するよう、要らない実やわき芽を取ります。また、どの葉っぱも元気に太陽を浴びられるよう蔓を伸ばし、一つひとつの実にマットを敷きます。そして通常よりも長く追熟し、甘くホクホクになったものを販売しています。中でも良い品質のものがikka、ikkaプレミアムです。手間ひまかけて育てているので、かぼちゃ好きな方にはぜひ食べていただきたいです。

ikkaについて詳しく見る

10月〜
3月末頃

にんじん

イヤな臭さがなく、甘みのあるにんじんです。ただ甘いだけではなく、うまみも感じられるよう、有機質肥料のみで栽培しています。砂地の畑でつくったにんじんは肌がとてもきれいで、皮をむかずに食べる方も多いです。ベーターリッチという品種を中心に栽培しています。寒さにあたったにんじんは、とても甘く、ジューシー。どんなお料理にも使えますが、スティックにして生で食べたり、にんじんジュースにするのもおすすめです。

季節の代表野菜以外にも、さまざまな野菜を栽培しています。ビーツ、ヤングコーン、ピーマン、ナスなどなど。栽培期間は目安です。天候により前後する可能性があります。

ズッキーニ

こだわりの大きめサイズで収穫しています。ぎゅっと詰まった果肉にうまみを感じ、青臭さがなく、食感も良いジャンボなズッキーニです。火を通しすぎないようにして、ズッキーニでしか味わえないあのモキュモキュとした食感を楽しんでください。生でもどうぞ。

ネギ

とにかく柔らかく甘いネギをつくりたくて頑張っています。噛み切れて、口に残らない。そして、火を通すと甘みが広がります。鍋に入れて甘みを楽しんだり、焼いてちょっと醤油をたらすだけでもおいしいです。すずまさ農園の極太ネギ、おすすめです。

じゃがいも

砂丘地ならではのきれいなお肌の馬鈴薯です。さまざまな品種をつくっていましたが、今は味が良くて煮崩れしにくい「十勝こがね」が気に入って栽培しています。しっかりとした味を感じられるおいしいじゃがいもを目指して栽培しています。

さつまいも

紅はるかを中心につくっています。十分に栄養が満ちるまで畑で管理し、しっかりと甘みが出てくるまで追熟した後に販売しています。とっても甘くてしっとりジューシー。火を通すだけで、まるでスイーツのようなおいしさです。

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一年を通して、それぞれの季節のおいしい野菜をつくっています。出荷時期や予約販売開始のお知らせをお送りしますので、ぜひご登録ください。

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