すずまさ農園とは

環境に配慮した循環型の農業を目指しており、コスト等を考えながら、できることから取り組んでいます。栽培を始める前に食品残渣から作られる堆肥を施用し、できる限り有機質肥料での栽培を行います。栽培→消費→食品残渣→堆肥化→堆肥施用→栽培といった循環により「環境に良い・畑の土作りができる・おいしい野菜ができる」といった好循環を期待しています。また、輪作や緑肥を活用し、できるだけ農薬を使わずに健康な野菜に育つよう心掛けています。まだまだ力不足ではありますが、まずは現状を知り、情報を集め、考えて動くことが要だと考えています。

未来を担う子どもたちへの支援として、子ども食堂へ野菜を提供しています。すずまさ農園では新潟市が実施している農業サポーター（ボランティア）を受け入れており、年間多くの方に支援をいただいています。いつも感謝の気持ちがありましたが、この感謝を人ではなく社会へ還元し循環させる事が重要と考え、子ども食堂への食材提供を始めました。西区護念寺で実施しているにしっこ食堂などへ、にんじんやズッキーニなどを提供し、子どもたちに食べてもらっています。食を通じて地域とつながり、子どもの成長を見守るこども食堂。わずかではありますが、私たちも協力しています。

就農支援イベントや新規就農者講習会、大学の講義内等のさまざまな場所で、就農時や開業後の経験をお話ししています。私たちが就農を決意した時には、沢山の方が情報をくださり、相談に乗ってくださいました。これまでの私たちの経験が少しでも役に立つのなら、次の就農希望者や新規就農者の方に伝えたいと思っています。かつて力を貸してくれた方々も、次につなげたいという思いだったのかもしれません。ほんの小さなことですが、農業を次の世代へつなげる一助になると嬉しいです。

市民の方と農業をつなぎたい、私たちも多くの方とつながりを持ちたい、と思い取り組んでいます。

【保育園の収穫体験受け入れ】
子どもの頃に経験したことが農業との距離を縮めてくれると考えています。
【農業サポーター受け入れ】
作業を助けていただけるだけでなく、さまざまな方と出会い、お話をすることが楽しいです。
【農福連携】
障害がある方をはじめとする多様な方にシール貼り等のお仕事をお願いしています。これからもどのような連携が可能か考えていきます。

活動を通して農業を身近に感じ、野菜を食べてもらいたい。それが未来の農業を支える力になると考えています。